収入保障の保険を解約するにあたり悩んだポイント

 

先日お話しした、固定費のラスボス「保険の見直し」。 今回メスを入れたのは、「収入保障定期保険」です。最近流行りの1,000円台の掛け捨てとは違い、特約の保険料も高く仕組みが古くてちょっと割高なタイプ。

解約ボタンを押す前に、私が気になってシミュレーションしたのはこの2点でした。

  1. 子供が大卒になるまで、この保険の上乗せなしで家計を回せるのか?

  2. 「もしも」の時、公的保障の穴をこの保険で埋められるのか?

結論から言うと、「解約。浮いた金はNASDAQ100へ」。その理由を整理します。

🛡️ シミュレーション①:家計は回せるのか?

最悪の事態(死亡や高度障害1級)が起きた場合、団体信用生命保険(団信)で住宅ローンはチャラになります。さらに遺族年金や障害年金も入ってくる。

もちろん、今までの収入に比べればガクンと減ります。 私の目標である「定年までの資産形成」という夢は、その時点で一旦ストップ、あるいは諦めることになるでしょう。

でも、いいんです。 「私の夢」より「家族が今日明日をちゃんと暮らしていけること」が第一優先だから。それさえ受け入れれば家計は何とかなりそうなので大丈夫だと思います。

  起こるかどうかわからない「もしも」のために、今の軍資金から保険料分削り続けるより、その分を自分たちで運用して資産を積み上げる方を選びます。

⚠️ シミュレーション②:公的保障の「外」をカバーできるのか?

ここが一番の盲点でした。 障害2級の場合、団信は使えずローンは残ります。ダメージは甚大です。 でも、よくよく調べると、この保険に入っていたからといってそのダメージを劇的にカバーできるわけではありませんでした。というかほぼカバーできず。

結局は、「国がくれるお金 + 自分が持っている資産」で何とかするしかない。 「何とかなる(回すしかない)」と腹をくくった以上、中途半端な上乗せのために高い保険料を払い続ける意味はない、という結論に達しました。

📈 「他人任せ」を卒業するということ

年金の試算をしたり、仕組みを理解するために年金HPを読み込んだりと大変でしたが、本当に良い勉強になりました。 自分なりに考え抜いた後、ネット上の「正解」も確認してみましたが、方向性が間違っていないと分かってホッとしました。

ただ、今回つくづく感じたのは、「プロの言葉」と「自分の納得感」のバランスの大切さです。

世の中の専門家やインフルエンサーが発信する情報は、もちろん有益で、ためになることが多いです。でも、「プロが言っているから削る」という他人任せなスタンスでいると、どこかで「自分にとって致命的な見落とし」をしてしまう気がしました。

例えば、「会社員に就労不能保険はいらない」という説。 一般論としては正しくても、家族構成や理想とする生活、備えの厚さは家庭ごとに違います。他人任せの気持ちでその説明を聞いていると、プロが併せて語っている「ただし、こういう場合は別です」という重要な前提条件を、無意識にスルーしてしまうかもしれません。

後で「思っていたほど大丈夫じゃなかった……」と後悔しないためにも、プロの言葉を鵜呑みにせず疑う気持ちで調べてみるのがいいのかも。 自分の家の家計簿と、家族の未来を天秤にかけて、悩み抜いて答えを出す。 そうして初めて、自分の状況に本当に合った選択ができるように思いました。

たとえ誰かに「無謀だ」と言われても、自分で調べ尽くして納得した結果なら、それが我が家にとっての最適解だと思う。

思考停止せず、しっかり自分でも確認していこうと改めて思った出来事でした。